小金井の未来をつくる会
市長年頭挨拶(平成31年1月4日 庁内放送)
職員の皆様、新年おめでとうございます。ご健勝にて、平成最後の年末年始をお過ごしになり、新年をお迎えのことと思います。本日1月4日、仕事始めとなりました。今年一年間もどうぞよろしくお願いいたします。 また、年末年始に業務に従事された皆様におかれましては、市民の皆様のためにご尽力いただき、誠にありがとうございました。 小金井市において、この年末年始が平穏無事でありましたのも、地域の見守りに従事していただいている多くの市民や事業者の皆様、小金井警察署や小金井消防署等の関係機関の皆様や小金井市消防団の皆様等、たくさんの方々のご尽力によるものと心から御礼を申し上げます。ありがとうございます。 職員の皆さんは、年末年始の6日間、充分にリフレッシュできましたでしょうか。今年一年間も各々の目標を達成できるよう、ご尽力下さい。 私は、年末には小金井消防署及び小金井市消防団による歳末警戒への激励訪問等に努めました。30日の夜にも寒い中、パトロールを実施している町会自治会関係者のお姿を拝見しました。私たちのまちの安心安全のために、多くの市民の方々が精一杯に支えていただいているということを実感しました。 元日は、今年も、都立武蔵野公園原っぱでのラジオ体操の後、初日の出となる御来光を市民の皆様と拝むことが出来ました。初詣にて、市内の神社や寺院を訪れた際、とても嬉しいことがありました。それは、とても好評で微笑ましい市報こがねい平成31年1月1日号、市制施行60周年記念の赤ちゃん写真特集号に掲載をされた双子の赤ちゃんのご家族からご挨拶をいただき、とてもかわいい赤ちゃんにお会いできたこと、ご家族の方がお子様の写真が掲載されたことをとても喜んでくれていたことです。さらに、市役所に立ち寄った際には、とても親しい知人の方の元日付けの婚姻届の提出に一緒に立ち会えたことです。元日に赤ちゃんのご家族、新生活をスタートした新婚カップルの笑顔に出会えたことは本当に嬉しいことでありました。私たちは市民の皆様の笑顔のために努力していくことが使命なのであるとあらためて実感する元日でありました。 昨年末のクリスマスやお正月に市役所にお越しになり、平成最後の年末年始に婚姻届を出された市民の方々が14件、出生届が4件ありました。とても心温まる事象です。2019年(平成31年)1月1日時点の人口は、121,443人、世帯数は、60,367世帯となりました。本市の重要なバロメーターである人口動向には全職員が注視して下さい。 1月2日には、昨年に続き、小金井市と包括的協働・連携協力に関する協定を締結している法政大学の箱根駅伝チームの応援に行って参りました。昨年、第五区で9人抜きの区間賞を獲得し、山の神となった法政大学小金井キャンパス・理系ランナーこと、青木涼真選手の応援にて、今年は箱根芦ノ湖元箱根の法政大学応援ブースに行きました。素晴らしい応援団の皆さんと一緒に私も沿道から精一杯に声援を送り、雪が舞う寒風の中、仲間とつなぐ襷を背負い、箱根の山を懸命に走り登ってきた選手達の姿にとても感動しました。青木選手は今年も7人抜きで走りきり、法政大学は昨年に続き、往路5位、総合では6位と大健闘しました。 箱根に向かう高速バスで皇居周辺を走行している際、バス車中から、天皇陛下の在位中最後となる一般参賀に来られたとても大勢の参賀者の方々のお姿を拝見しました。報道では15万5千人もの参賀者であったと伺い、天皇皇后両陛下をはじめとする皇室の皆様と国民との信頼関係が強固にしっかりと築かれ結ばれていることを実感しました。 今年、平成31年、2019年は、天皇陛下が4月30日にご退位され、皇太子殿下が5月1日にご即位されることとなり、新元号が制定される歴史的に大きな節目の年となります。振り返りますと、私が市長に就任した半年後の平成28年5月31日には、天皇皇后両陛下による小金井市への行幸啓が行われ、天皇陛下が青年時代をお過ごしになられました小金井公園等にお越しになられました。私が訪問地の地元市長として、天皇皇后両陛下にご同行させていただく有り難きお役目を賜りましたことは、あらためて、この上なくかけがえのない、極めて貴重なことであったと心から感銘いたしております。 また、本年はラグビーワールドカップが味の素スタジアムにて開幕するとともに、56年ぶり2度目の開催となる東京2020オリンピック・パラリンピック開催の前年となります。そして、小金井市では、市制施行60周年という節目の年から新たな時代が始まります。私にとりましても、今任期最後の一年であり、今年は、様々な課題の解決に向けた取組を具体的に進展させ、これまで職員の皆様方と積み上げてきた様々な成果が市民の皆様にしっかりと実感出来る一年間とするとともに、未来に向かって力強く歩んでいく重要な年にしたいと決意しています。
市政の最重要課題である可燃ごみ処理につきましては、多摩地域の広域支援により滞りなく処理できております。新可燃ごみ処理施設につきましては、浅川清流環境組合による2020年4月からの本格稼働に向けた本体工事も順調に進み、着々と事業が進められています。平成19年から続いてきた広域支援も最終年を迎える予定となります。新年を迎えるにあたり、ご支援をいただいている多摩地域各団体の施設周辺にお住まいの皆様並びに全ての関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。大きな成果をあげているごみ減量と資源化の推進は、引き続き、市民の皆様と協力し、継続的かつ積極的に取り組んでいく最重要課題でありますので、市役所内での徹底はもちろんのこと、全庁一丸となった取組を推進して下さい。 私は小金井市が持続可能なまちとなるために、「誇りの持てる、住み続けたいと願われる、市民の力や地域の力がもっと活かされる小金井」を目指しています。そのためにも、今年も施政方針に基づく施策の推進及び未来志向の長期総合計画の策定、新庁舎・(仮称)新福祉会館建設及び清掃関連施設再整備の実現、市民サービスの向上を目標とする行財政改革プラン2020の実践、そして、アクションプラン2020の実践、賑わいある駅周辺のまちづくりの推進、本気で目指している子育ち・子育て・教育環境日本一・共生社会・地域包括ケアシステムの構築を目指した住民福祉の増進、地域が命を守る防犯・防災対策、東京2020オリンピック・パラリンピック開催に向けた課題等への取組を、職員の皆様とともに確実かつ強力に推進させて参ります。新庁舎及び(仮称)新福祉会館建設につきましては、いよいよ基本設計を進める段階に移行して参りました。武蔵小金井駅南口第二地区市街地再開発事業は日々工事が進展しています。保育園待機児童解消への取組も全力で進めて参りました。小金井産野菜の学校給食への活用が相当拡大しています。東京2020オリンピックでは市内の一部道路がロードレース競技コースに選定されました。全ての課題が未だ道半ばではありますが、これからも難しい課題や先送りされてきた問題に背を向けることなく、皆様とともに取り組んで参ります。そして、小金井市が選ばれるまちとなるために、小金井市にしかないたくさんの魅力、豊富な市民力や地域力、小金井市の取組や挑戦していること等を市内外に発信していくことが求められています。今年は、シティプロモーションへの取組、様々なツール、ツイッター等をもっと活用した情報発信機能をこれまで以上に高めて下さい。私自身も全力で取り組んで行きます。 私が市長に就任した際に皆様に初めて申し上げたことをあらためて申し上げます。 小金井市役所は市民の役に立つ所、小金井市内最大のサービス事業所と呼ばれる市役所を職員一丸となってめざすこと。全職員が初心に返り、市民のために働くという原点を認識すること。新市長就任を最大の好機として、継承すべきこと、見直すべきこと、新たに取り組むべきことを仕分けすること。協働による挑戦により、新しい市政を実現すること。西岡市政の基本は対話、市民との対話、議会との対話を大切にすること。職員は積極的に地域に出て、市民の声に耳を傾け、その声を市政に反映できるよう努力すること。職員の皆さんが「市民のために働いているということが最大のやりがいである」と感じられる市役所を作ること。政策実現と新しい自治体経営に挑むため、英知を結集すること。 今任期最後となる年頭挨拶に際し、あらためて、この思いを皆様と共有するべく、申し上げさせていただきました。これらの実現に向けて、私がその先頭に立つ決意、全ての責任を私が負う決意で、この3年間、全力で歩んで参りました。今後もその決意は変わることはありません。この3年間、一緒に歩んでいただいた職員の皆様に心より感謝を申し上げます。ありがとうございます。 結びに、小金井市が未来に向かってさらに発展し、市民そして職員の皆さんにとって、昨年よりも幸多く、市政の前進を実感できる年となることを祈念し、年頭の挨拶といたします。 インフルエンザや風邪が流行っているようでございますので、くれぐれもご健康にはご留意の上、市民の幸せと笑顔のためにお互いに努力していきましょう。 ご清聴ありがとうございました。 以上です。
(市長の部屋より)