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  • 執筆者の写真小金井の未来をつくる会

こがねい未来通信 No.4


早いもので年の瀬が間近、寒い季節となりました。健康が何よりも大切です。風邪などをひかないよう、体調管理に気をつけてお過ごしください。

さて、小金井市には世界に誇れる環境保全施策として、雨水浸透ます設置事業があります。これは、地下水や野川の枯渇等の環境問題に取り組む市民やまちの下水道事業者の皆様が行政と連携して、長年にわたり進めてきたものです。昭和63年9月、野川の清流の確保という観点から流域の広域的な取り組みが求められる中、小金井市特有の新基準が策定されました。

昭和63年9月前に排水設備の届出があった個人所有の建物に雨水浸透ますを設置する場合、設置工事費を助成しており、同時期以後の建物は所有者の方々のご理解をいただき、ほぼ全てに雨水浸透ますが設置されています。

今年の3月31日現在の設置率は61・6%、設置数は7万1千948個に及びました。この設置率は世界一とも言われています。平成27年の雨量をもとに、この設置状況で1年間にどのくらいの雨が地下に浸透するのかを担当課で試算したところ、浸透総量は東京ドーム1・8杯分の226万4千606立方㍍となりました。全降雨量の13・3%が浸透処理されるとの試算結果も示されました。この取り組みは、これまでに「毎日・地方自治大賞」「環境賞」「日本水大賞グランプリ」など数々の賞を受賞しています。

市役所には雨水浸透ますの設置モデルがあり、視察に訪れる方等にもよくご覧いただいています。先日は、ノーベル賞創設者アルフレッド・ノーベル氏の曾甥で、元ノーベル財団理事長のマイケル・ノーベルさんも視察し、大変感心されていました。ぜひ、みなさんの自宅の雨水浸透ますの中をのぞいてみてください。

(市報こがねい 11月15日号より)

#西岡真一郎

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