小金井の未来をつくる会
こがねい未来通信 No.3
間もなく、文化、芸術、スポーツ、食欲、読書等の秋を迎えます。市民の皆様にとって、今秋が有意義な季節になりますよう切に願っています。市といたしましても、市民活動と連携した文化事業やスポーツ推進、読書の勧めや食育にも力を入れて取り組んでいきます。
さて、先月閉幕したリオデジャネイロ・オリンピックでは、連日、熱戦やドラマが伝えられました。私も、日本選手団や世界各国の選手、初めて結成された難民選手団の活躍やメッセージ等から、たくさんの感動をいただきました。選手の皆さんの強い意志や最高のパフォーマンス、選手を支えている多くの方々の努力やドラマへの感動から多くの方が勇気や元気をもらった大会であったと思います。
そして次はいよいよ「TOKYO」という期待が高まっています。大半の日本代表選手の皆さんにとっては、試合終了のホイッスル、ゴールやフィニッシュも2020東京オリンピック・パラリンピックへのスタートなのだと感じました。「リオのゴールは東京へのスタート地点」です。市といたしましても、ゆかりの選手の皆さんを応援しつつ、2020年に向けた小金井市らしい取り組みを検討し、実行してまいります。9月5日に、リオデジャネイロ・オリンピックに出場した鈴木選手、関根選手、谷口選手、日本郵政陸上部の髙橋監督をお招きしての報告会を開催し、貴重な体験を語っていただきました。
今後も、このような機会を通し、東京オリンピック・パラリンピックの気運を高めていきたいと思います。開催中のリオデジャネイロ・パラリンピックには、小金井市在勤の吉田信一選手(情報通信研究機構=NICT)が車いす卓球に挑んでいます。市内の子ども達のメッセージを集めた寄せ書きに、私は「夢に向かってスマッシュ!みんなで応援しています!」と書きました。皆さんがこのコラムを読んでいるときには、もう結果が出ていることと思いますが、出身地である被災地福島のためにも「金メダルをめざす」吉田選手が持てる力を存分に発揮されることを願っています。
小金井市長 西岡真一郎
(市報こがねい 平成28年9月15日号より)