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  • 執筆者の写真小金井の未来をつくる会

こがねい未来通信 No.18

小金井市が一番輝く季節、桜花の春の到来です。子どもたちの確かな成長を実感する卒業式や入学式の季節となりました。市内には、玉川上水堤の名勝小金井(サクラ)や都立小金井公園内の50種類以上に及ぶ桜、野川沿道のしだれ桜等々、たくさんの名所がありますので、市内を散策していただき、たくさんの美しい桜花をお楽しみください。


 さて、市長就任以来、子どもたちの育つ環境を向上するため、さまざまなことに取り組んでまいりました。特に力を入れてきたことの一つに、食育にもつながる市立小・中学校の学校給食への地場野菜の活用があります。地産地消を進め、子どもたちが安心安全な食材によるおいしい給食を食べて元気に成長してほしい、小金井市の都市農業が発展するとともにその素晴らしさを多くの方々に知ってほしいとの思いからであります。


 小金井産野菜の導入率は、平成27年度の3.5パーセントから平成29年度の9.9パーセントへと増え、平成30年度の2学期の時点では13.5パーセントとなりました。全校で地場産野菜が活用されるようになり、今年度は小金井独自のメニューとして「江戸こがね汁」が提供されるなど、食育の普及・促進のための連携も図っています。平成29年度からは、学校を訪問し、子どもたちと一緒に給食を食べています。わたしは、子どもたちには、このまちで共に生きていく地域社会の一員として育ってほしいと願っており、児童生徒の皆さんからのたくさんの意見を大事に、愛着と誇りの持てるまちへの取り組みを進めていきたいと思っています。給食が始まる前には、給食当番のお話や校内放送で献立が発表され、小金井産野菜も紹介されています。また近年、東京の伝統野菜として脚光を浴びている江戸東京野菜も活用されています。さらに、地元野菜を取り上げた特集記事が廊下に掲示されたり、子どもたちと農家の方との文通を行っている学校もありました。生産者の方々との交流はとても大切な取り組みです。これらの取り組みは、生産者の方々や学校給食関係者の皆さんのご協力とご尽力により進められています。すべての関係者の皆さんに心より御礼と感謝を申し上げます。


 現在までに10校を訪問し、今年中にすべての小・中学校の訪問を終える予定です。わたし自身も公立小・中学校の給食で育てていただきました。よき伝統を守りつつ継承されてきた小金井市の自校方式による愛情ある温かい給食は、これからも大切にしていかなければならない小金井市の財産です。


小金井市長 西岡真一郎

(市報こがねい 平成31年3月15日号より)

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